故・松本 功氏を偲ぶ研修旅行

 「写真を語る会」で、かねてから10月2日に予定されていた琴浦町への撮影旅行を実施しました。9月23日に突然亡くなられた松本功さんの遺志と感じ、予定通り実施したものです。

・まず鳴り石の浜へ。
 縁起の良いパワースポットです。海が荒れる日には打ち寄せる波によって石がぶつかりあい、カラコロと独特の響きが聞こえる珍しくも不思議な佇まいを持つ海岸です。見ていると願いが叶うようにと浜に向かって石を投げる姿がいとおしく感じました。

・次に神崎神社へ
 龍の彫り物で有名です。(TVで紹介されて更に) 本殿と拝殿の扉・向拝の天井にはケヤキ材で彫刻した竜が迫り、建築というより工芸品の域でした。(これは行って見るのが一番です。どうぞ足を運んで下さい)

・最後が光(みつ)集落にある鏝(コテ)絵です。
 江戸末期から昭和初期にかけて、庶民の建築文化として流行ったものだそうです。左官職人が鏝で福神・動物・植物・などの浮彫模様を絵画的、装飾的に描いたものです。今では現存する職人も高齢となり、後継者もいなくなったとか。代表的作品として 鶴と亀、鯉の滝登り、波、瓢箪などがあります。

写真を語る会 松本 廣治