目から鱗のおさかな調理講座

 

 令和4年度女性委員研修会は11月1日(火)に、「手軽においしく食べよう、境港の魚」をテーマに調理講座を実施いたしました。場所は本年新たにオープンした境港水産物地方卸売場に併設された「境港おさかなパーク」の「調理実習室」です。

 講師には元水産庁職員で、現在ウエカツ水産(代表取締役)の上田勝彦さんを東京よりお招きしました。さらに境港水産事務室志村係長、講師のご友人の平岡さんご夫婦に加え、京都府などの遠方から駆けつけて下さった支援メンバーが加わっての開催となりました。
 師は島根県出雲市のご出身。かつて境港市でも活躍されておられたそうで、当地での思い出話などもお聞きする事が出来ました。

 参加者は30名で6班に分かれましたが、コロナ対策として直接の調理実習は行わず、大型のモニターで上勝先生の実演を見ての学習形式をとりました。

 タイトルの通り(手軽でおいしい魚の調理)で述べられた基本は、いずれも目から鱗の事ばかり。まず魚調理で問題となる臭みの除去に関しては納得の連続。
 次に調味料の基本となる(1)塩の仲間、(2)糖の仲間、(3)酒の仲間とその働きについて学びました。更に調理方法として「生」、「焼く」、「煮る」、「蒸す」、「揚げる」に大別されるとの説明があり、今回は生、焼く、煮るを使い、魚と野菜も使った6つのメニュー紹介が有りました。

 その後は先生の調理した料理の試食が有り、その味にはなるほどの連続。でもこの講習で覚えることは盛り沢山。一度聞いただけでは忘れてしまいそうでした。

 今回、境港をこよなく愛されている上勝先生の熱のこもった講演で、私たちの住む漁港で水揚げされる魚類の魅力を改めて理解することができました。

 今、ますます進む高齢化の世代、魚離れの世代などに向かい、健康を意識してこれからも魚料理に取り組んでいきたいと思います。

  最後に浜田県議、田口市議にもご参加いただきました。ありがとうございました。

女性委員会 庄司 正子